RC信号のしきい値の設定
学習方法
基板表面の学習モード用ジャンパをタップ(接続してから切断)することでモードを変更できます。ショートピンや金属クリップなどでタップしてください。
ボードごとに学習モード用ジャンパーの位置が異なります。
タップ回数 | モード |
---|
1(電源起動時) | 学習モードへ移行 |
2 | デフォルト値変更 |
3 | しきい値保存 |
4 | 反転設定 |
学習手順
- 学習モードへの移行
- 電源を切り、学習モード用ジャンパーを接続した状態で、電源を入れます。
- 電源が入ったら、学習モード用ジャンパーを外します。 (1タップ目)
- この時点で、表示LEDが1秒の周期で点滅します。これでデバイスは学習モードになり、電源を切るまで学習モードで待機します。
- 学習モード中は、出力は反映されません。
- この時点で電源を切れば、学習モードを中止し、設定は変更されません。
- 設定値をデフォルト値へ変更
- 学習モード用ジャンパを1回タップします。(2タップ目)
- すべての設定がデフォルト値に戻ります。しきい値を1696µsとして、反転設定は無効になります。
- この時表示LEDはゆっくり点灯と点滅、を繰り返します。
- この時点で電源を切れば、デフォルト設定を保存して学習モードを終了します。
- RC信号の測定と学習
- この時点で、RC信号を測定する学習モードになっています。
- デフォルトのしきい値を使用したい場合は、RC信号を入力しないでください。RC信号が認識されていないことを、0.5秒周期の点滅と50%のデューティサイクル(暗い表示)で示します。
- カスタムしきい値を使用したい場合は、RC信号を入力します。
- RC信号を認識すると、LEDを2秒周期の特別なパターンで表示します。
- 学習モード中に入力された、最小幅と最大幅のパルス幅を計算し、その中間点(平均)をしきい値として設定します。
- 誤ったパルスを送信した場合は、デバイスの電源を切って最初からやり直してください。
- しきい値の保存
- しきい値を保存するには、学習モード用ジャンパをもう1度タップします。(3タップ目)
- 設定したしきい値が許容範囲外となる900〜2100 μsのときはエラーとなり、LEDを1秒に8回の高速点滅させます。エラーが発生すると、しきい値は保存されず、電源を切り再度やり直す必要があります。
- 設定したしきい値が許容範囲内であれば、しきい値は保存され、LEDは1秒周期でフェードインします。
- 反転出力の選択
- 反転出力を有効にするかどうかを選択できます。
- 反転機能を有効しないときは、ここでデバイスの電源を切り学習モードを終了します。
- 反転を有効にしたいときは、学習モード用ジャンパをもう1度タップします。(4タップ目)
- 反転出力を有効にすると、LEDは1秒周期でフェードアウトします。
- 学習モードの終了
- 学習モードを終了するには、デバイスの電源を切ります。
- 学習モードのジャンパー接続は、切断している必要があります。
タップ回数 | モード |
---|
1(電源起動時) | 学習モードへ移行 |
2 | デフォルト値変更 |
3 | しきい値保存 |
4 | 反転動作設定 |
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